7月4日の日記、散歩と読書

4日、晴。

朝、前日のあまりのコロッケ、茄子と豆腐の味噌汁。

正午に院生室着。朝食がやや遅かったため昼食を失念。

図書館に行き、書籍三冊を借りる。『掌固零拾』をパラパラと眺める。

論文2本を読む。

書籍を受け取る、工具書等しめて31冊。本棚の整理が必要。

夕方に散歩。10kmほど歩くも雲が出ており暑くはなかった。霞ヶ浦にそそぐ花室川の名の由来である花室池まで歩いたが、のちに調べたところ既に埋め立てられているらしく池らしい池を見ることはできなかった。帰りに間食としてドーナッツ2つ。オールドファッションは定番であり、とても美味しい。

ついでに寄った書店の本棚をながめ、本を勧められているうちに、いつしか自由に目の前の本を手に取って読書をするのが苦手になっていることに気づいた。これを読まなくてはいけない、その本を読んで自分の知の体系に位置づけることができるのか、自分、すなわち清朝史の大学院生、先輩、塾の講師といった属性を持つ人間がその本を読んでどのような所感を述べれば適当なのか。いろいろと考えてしまって、目の前にある本を「面白そうだ!」という理由で読めなくなっている。8年前の自分に出来ていたことが、今となってはできなくなっている。

思うに、自分の今の研究に至る発想の源は、いろいろな分野の本をえり好みせず読んでいたことにあったのではないか。初心を忘れていたことに気づかされた。

散歩から戻り、院生室にて研究の話をする。

夜、同期らとともに銭湯に。サウナがやや暑かった。水風呂に肩まで浸かることができた。