魯肉飯をつくろうとした話
魯肉飯が食べたい。
台北に行った時から、私は魯肉飯のとりこである。
そこで日本に帰ってからも、たびたび自作を試みた。中国語のレシピなどもいくつか見てみたものの、魯肉飯には多くの形態があるようで、唯一的正解を見出すことは困難であった。そこで、あくまで己が台北で食べた味を追い求めることを目標とし、様々なレシピを取捨選択、試作を重ねた。この試作の中で、自分は当初の「台北で食べた魯肉飯の再現」という目標を忘れ、オリジナルの具材を入れるに至ってしまった。その結果生まれた現在のレシピを己の備忘録を兼ねて公開する。諸賢の批判を仰ぎたい。
材料
豚バラ(ブロック):500g(脂身の多いものを選ぶこと)
干しシイタケ:1袋(大体20gくらいでスーパーで100円前後で売ってるくらいのやつ)
たけのこの水煮(細切りになっているもの):1袋
揚げエシャロット(満載物産やAmazonで売ってるぞ):好きなだけ
●ニンニク:3かけら
●ショウガ:1かけ(オッケーマークで出来る親指と人差し指の環くらいの大きさ)
五香粉:小さじ2
〇醤油:大さじ3
〇砂糖:大さじ3
〇酒:大さじ2
〇酢:小さじ2
〇オイスターソース:小さじ1
〇八角:1~2個
輪切り唐辛子:好きなだけ
ごま油:適量
手順 所要時間の目安65分~(煮込み時間によって左右)
① 干しシイタケを戻す 5分
お風呂くらいの温度の1つまみの砂糖を入れたお湯600ccに干しシイタケをつける(30分くらい)、戻してる間に米を研いで炊飯しておくといい感じの時間のつなぎになる。
② 肉を切る 20分(※なまくら包丁でハンダが肉を切った場合にかかる時間)
ブロック肉を細かく切る。8mm角位を目指すといい。包丁は柄の後ろの方を持って、ストロークを大きく前後させるのが上手に切るポイントっぽい。肉を切るのは結構重労働で、これが一番きついかも。
③ 肉を炒める(1) 弱火 5分
厚手の鍋かフライパンにごま油を引く。これに●のショウガとニンニクを加えて、香りが出るまで弱火で加熱する。
④ 肉を炒める(2) 中火~強火 5分
香りが出た油に肉を投入。とりあえず焼く。しばらくして肉の表面が白くなって火が通った部分が増えて赤い部分が全体の30%くらいになったら五香粉を投入。絡めるように炒める。
⑤ 具材準備
肉を加熱しながら戻した干しシイタケとタケノコを切る。肉に対して大きすぎないくらいの大きさにそろえると食感がいい。戻し汁は煮るのに使うので取っとく事。
⑥ 煮る 弱火 30分以上
〇の調味料と揚げエシャロット、干しシイタケの戻し汁、⑤の具材を鍋に投入。肉を鍋でなく別にフライパンで炒めている場合はこれも鍋に投入。ちゃんと油も入れること。ひたすら弱火で加熱。吹きこぼれるようならさらに弱めて。自分の場合、以下の写真のようになる。
⑦ 完成
米が炊け、具材に火が通ったら食べることができる。味は好みで輪切り唐辛子や追い醤油などで調節するといい。